タイパってなんだ?!
前回、最後あたりで読書の差をチラッと書いた。
私が子供の頃と今では技術の進歩で大きな変化がたくさんある。
私はタイパという言葉が一番大きい変化と思っている。
タイムパフォーマンス。
動画を1時間見るなら、倍速にして多くの情報を仕入れよう。
これ、同じ事をしていても効果ある人とない人の差はとても大きく現れると思っている。
その差が読書だ。
本を読まない人を見てきて、私が思う事は圧倒的に文字や言葉の使い方が出来ていない。
ここでいう使い方とは熟練度の事だ。
熟練度が低いと以下の様な事になっていると思う。
1,長文を読む脳の体力がない。
2,4~5行の文章を書くのですら10分、20分と悩む。
3,書く文章は助詞が抜けていたり、構成が見づらい。
4,要約した話し方をしないので要点が掴みにくい。
5,雑談などで、話の終わりまでを構成する能力がない。
6,基本的に主語を抜いた話し方をする。
7,仕事の説明や教え方がとても下手くそ
読書をしたり、国語の勉強が本当に出来ている人にこんな人はいないと思う。
厄介なのは、1と2で、特に1に当てはまる人は厄介だ。
あ、ちなみに3~7にあてはまる人は電話も苦手だと思う。
さて、話を戻して、1と2がどうして厄介なのか
まずは2から。
これは日本語が空気を読む言語であり、そこから転じて、こう言えば相手はどう思うか?を考えてしまう。
だから、短い文章すら打てない。
どうして打てないかまで書くと長くなるのでここでは省く。
ただ、仕事でこれをされるとたまったものではない。
本人は考えているというのだが、周りからしてみれば机で腕組みしてサボっているだけだからだ。 上場企業の人は信じられないだろうが、実際にこんな人がいるのだ。
そして最も厄介なのが1である。
これは単純で、タイパが悪いと判断し、長い文章がきても、表題や差出人で読む・読まないの判断をするのである。
そういった人間は自分の判断で見当をつけて回答したり、こちらからの依頼を裁く。
そして間違う。 次に「メールが見にくい」 「見てなかった」 「内容の一部を失念していた」等 信じられない言い訳をする。
どの言い訳も長い文章を理解する能力がないから起きている。
相当に国語力があると自負する人は使ってほしいが、理解力のない馬鹿は使うべきでない。
また、仕事でそもそも長文を送るなという事も言われたが、短文だと長文の質問が来た。 だから長文で送りますと言うと、次から質問がなくなり、内容を全て理解してくれた。
しかし、5個程度の箇条書きを長文と言われると…
しんどい職場だなぁ。 本ぐらい読めよ。 と思う。